釣りファンの皆様、どうも管理人です。久しぶりに釣行記の更新です。
今年はなかなか釣りに行けず、本格的に釣りに行けるようになったのは4月後半…はっ！そうです！シーバスをルアーで狙っている人にとってこの時期はお祭り！！「バチ抜けパターン」！！の開幕ではないか！
と、言う事で今年も東京湾奥では、シーバスのルアーフィッシング、初夏の風物詩「バチ抜けパターン」で盛り上がり？ました。今年は例年４月下旬から始まるのと違い本格的に始まったのがＧＷ明け（あくまでも個人的な感想です。）と遅かったのと、下げ潮時合ではなかなか厳しい釣り（あくまでも個人的な感想です。）の印象でした。
そんなこんな4月下旬～５月下旬まで「バチ抜けパターン」での釣行記を一挙に書きました。長文ですので、お時間のある時にお付き合いください。
まず、釣りをしない方には「バチ抜けパターン」てっ何？と思いますので簡単にご説明します。
「バチって何？」
バチとは「ゴカイ」や「イソメ」などのウニョウニョした生き物をまとめて「バチ」と呼んでます。釣具屋さんに行くと生餌として、浅い水槽をウニョウニョして売られているあれです。
「抜けって何？」
抜けとは、そのウニョウニョした生き物が繁殖行為のために砂底や土底から抜け出てくる事を言います。しかも一斉に抜けるもんですから見た目「オェ～」って感じです。（見てみたい方は「バチ」や「バチ抜け」で画像検索してみてください。食事前はお勧めしません。）
よって「バチ抜け」とは「ウニョウニョした生き物が、繁殖行為のために砂、土底から水面まで一斉に抜け出てくること」です。
「バチ抜けパターンのパターンって何？」
ですね。ウニョウニョした生き物は、ヒレなんぞが付いている訳でもないので自力での泳力が非常に弱いです。なので、潮の満ち引きによって出る河川の流れに任せて流されていきます。その流れてくる「バチ」をシーバスは、待ち構えて捕食します。この捕食行為を利用して、釣り人は「バチ」をルアーでイミテートしてシーバスを誘い喰わせる型の事を言います。これを「バチ抜けパターン」と言います。このパターンにはめられると、普段なかなか手強いシーバスを比較的イージーに掛けられ、数釣りもでき、シーバスが「バチ」を捕食する際、水面近くで吸い込むので「パッ～ン！」とか「ボフッ！」などの捕食音が聞こえてきます。（この状況を「ボイル」と言います）この音を聞くと「もらった！」「今日は何本でちゃうかな！」と釣り人のテンションもＭＡＸになるので「祭り！」と呼びます。しかし…イージーと書きましたがイージーの中に難しさがあったりして、目の前で「パッ～ン！」とか「ボフッ！」とかいってるのに、全くアタらないなんて事は良くあります。イージーなんだけどイージーじゃない…なんのこっちゃと思われるでしょうが、そんな感じが伝わるかどうか分かりませんが、興味がございましたらお暇な時にお読みください。
4月28日（土）1：00～4：00
ＧＷ突入の初日、「バチパターン」の釣りを目論見出撃！潮周りは前中潮で上げ潮、満潮は4時ごろ。バチの釣りは満潮から下げ潮が基本だが、東京湾奥では上げ潮でもバチ抜けがあり「バチ抜けパターン」が成立するポイントがある。上げ潮で実績のある江東区運河のポイントを数か所、見て回るがボイルがない…昨年、バチ抜け後半戦で爆釣した隅田川のポイントに向かう。ここで釣友のＰ君と合流。ボイルも無い中2人で投げるが、やっぱり何もない…近くのド定番ポイントに移動してみる事に。行ってみると、人！人！人！釣り堀状態！恐らく下げ潮待ちの方々、とても間に割り行って釣りできる状態ではない。ここでＰ君「対岸はどうなんですかね？」そう言えば「バチ」時にやった事ないな…と言う事で橋を渡り対岸へ。別世界のように人がいない、残り時間も考えてここで粘る事にする。しばらく投げていると、満潮に向けて流れが緩んできた。沖に潮目が出たり消えたり、狙いどころはその潮目。ルアーは飛距離の稼げる「マニック１１５」延々とフルキャストしていると「ゴツッ」と待望のバイト！「お～！！この感じ、すげぇ～久しぶり！楽しい～！！」そう言えば今シーズン（今年）初釣果だ！慎重にやり取りしてネットも使って無事キャッチ！
大きさじゃないんです。釣れたという事実が嬉しいんです。そして、今シーズン竿も新調してまして、めでたく入魂！
「さぁ～これからドンドンいっちゃう～！！」てな感じで、同じパターンでヒット！するも「バシャ！バシャ！」とエラ洗い一発で即バレ…その後は反応を得られず、空が青くなってきたところで納竿としました。２Ｈｉｔ／１Ｇｅｔ
「バチパターン」開幕を感じる事ができたので良しとしましょう。
Ｐ君の釣果は…
Ｐ君ありがとう またよろしく。
4月30日（月）１：00～4：00
ＧＷです。と言う事は連日釣りに行ける！家族の顔色をうかがいながら…
さて、この日も満潮が５時ごろの大潮の上げ潮時合。上げ潮「バチ抜けパターン」で実績のある江東区運河ポイントを何か所か見て周り、とある橋下を狙ってみた。このポイントは、キャスティング技術が問われるポイント。ほとんどのボイルが橋の下でしか出ない。橋が低いので、自分の立っているテラスと橋下のスペースが狭く、上から竿を振る事が出来ません。サイドキャストになるため飛距離が出ない。そこで、バスフィッシングで良く？使われるキャスト方法「スキッピング」(水面に向かって石を回転かけて投げると石が水面を跳ねながら沖に飛ぶ「水切り」あれをルアーでやる技）で奥に入れます。こうやって書くと「すげ～！」「かっこいい！」と思われます？が、足場が水面に近いので長い竿でサイドキャストすると勝手にスキッピングします。今回も「勝手にスキッピング」で投げていると、水面を跳ねながら飛ぶルアーの先に橋脚！「あ～！」「パッ～ン！！！」破滅の音が響く…ルアーのボディが半分なくなってます…ルアーは消耗品ですから…（泣）キャスティング技術の乏しい自分は、毎年痛い目（ルアーを橋にぶつけて破損…）に合っています…
現着すると流れが緩くボイルも無し。流れが出るまで橋脚や明暗部を狙うが反応なし。ここでポイントをいくつか回っていたＳ君が対岸にイン。流れが効き始めると橋の下で小さいながらもボイルを確認！「来たか！」と思い、橋の下に狙いを絞る！数投目にバイト！「バチパターン」を確信！この時、何かを感じた？見つけた？Ｓ君「橋向こうに移動します。」と連絡が入る。自分とは橋を挟んで対角に場所を移したようだ。自分は引き続きバチルアーをローテーションして色々試す。が、バイトは出るがなかなかヒットまで持って行けない。その間にボイルが増えてくる。「何かが合っていない…」ルアーを「アルデンテ」に変えて、リーリング（リールの巻きスピード）を早めしてみる。すると「バシュ！」あっさりとヒット！１本目なので慎重にやり取りしてネットイン！
早速、Ｓ君に釣れたよ！と「どうだ！おじさんは先に釣っちゃたぞ！」と言わんばかりに画像（右）を送ると…
移動したＳ君から「出ました」と、画像（左）が送られてきた。
倍返しですか…
もう１本追加！う～！！サイズがあがらん！！
なにやら、Ｓ君は「バラシたやつも大きかったです。」
おじさんも、バラシたけど小さかったです…
ボイルも出なくなったので、納竿としました。Ｓ君ありがとう！
５Ｈｉｔ／２Ｇｅｔ
５月１日（火）20：30～22：30
この日は、明朝早くに出掛けるため珍しく早い時間からの釣行。今回のポイントは、昨年、仲間うち５人でワイワイガヤガヤしながらみんなでプチ爆釣して楽しんだ江東区運河のポイント。この日は満潮19：00頃からの大潮の下げ潮周り。現着すると誰も居ない…あれ？魚出てないのかな？水面を覗くとシーン…時合的にはちょっと遅かったと思うが、散発でもボイルが出ているとふんでいたが何もなく静かな水面。今年は何かが違う…とりあえず様子を見るのに竿をだしてみる。狙いは水門へと流れ込む潮のヨレ。ルアーは飛距離の稼げる「マニック１１５」。数投目に「コツッ」とバイト！「居た～！」
大きさじゃないんです。釣れたという事実が嬉しいんです。
まだ居るか？！あっち、こっちと探ってみるが…
「う～ん やっぱりダメか。」明日は早いのでこの辺で納竿としました。
今年のバチパターンは厳しいなぁ
１Ｈｉｔ／１Ｇｅｔ
５月１２日（土）0：30～３：30
Ｐ君より「バチ抜けてます！」「すごくボイルしてます！」「喰わないっす…」っと定時連絡のごとく情報を送ってくる。「行かなければ！Ｐ君が呼んでいる！」「いや！シーバスが呼んでいる！」で、Ｐ君のいるポイントへ出撃！このポイントは4月28日の釣行記でＰ君と竿を出した隅田川のポイント。潮周りは中潮の上げ潮周り。現着するとＰ君ライントラブル処理中。水面はボイルで賑やか！「全然喰わないんすよ～」なかなか手強いらしい。早速、竿を出そうとヒップバッグをまさぐるが、バチ専用のルアーケースを置いてきちゃった…
運良くポケットに「うにょうにょ」（ルアーの名前です）と、もう一つのケースに「アルデンテ」が２本あった。何とかなるかな？で「うにょうにょ」を付けて2投目「ゴンッ！」とヒット！
「Ｐ君！来たよ～！」「仕事早いっすね」「釣りはね…」
「これなら上（水面）でも喰うんじゃないかな？」と 「アルデンテ」 に付け替えて引き波を出しながら引いてくると「ゴンッ」とヒット！
しばらくして、もう１本の 「アルデンテ」 で「ゴツッ」っとヒット！この１本で、なんとなく今日のヒットパターンが見えてきた気がする。
ルアーは変えずにリールの巻き速度だけを変える。ゆっくり巻いてバイトが出なければ早めに巻き「ゴンッ」とヒット！
本日のヒットパターンは「アルデンテ」のちょっとだけ早巻きがアタリ。バイトが深くバラシが少ない！
本日の最大＝今シーズンの最大。今シーズン、まだスズキサイズ（60㎝以上）に巡り会えてない…
満潮潮止まりまで、あと３０分くらいか？この頃になるとボイルも大分少なくなってきた。粘ればもう１本くらい出そうだったが眠気が襲ってきたので、珍しくスパッと納竿にしました。
「Ｐ君、お先に失礼します。」
１０Ｈｉｔ／ 7Ｇｅｔ
サイズはいまいちですが、久しぶりに数が出て楽しい夜でした。Ｐ君ありがとう！
５月１３日（日）1：00～4：00
昨晩のプチ爆釣に気を良くして、この夜も同じポイントへ出撃！潮周りは昨晩と同じ中潮の上げ潮周り。今日はＳ君が先行で近くのポイントで竿を出しているが、流れが弱くまだ釣果は出ていない様。Ｓ君の居るポイントに向かう前に昨晩のポイントを覗く。が、人も居なくボイルも無い。こちらの状況を伝えＳ君の居るポイントに向かうと「流れが出なくて気配がないので、そちらに向かいます。」「ほぇ！」慌ててさっき見たポイントに戻る。するとＳ君から「と、思ったら流れが出てきたので、もう少しこちらでやります。」「了解で～す。」投げる支度をしていると散発ながらボイルが出始める。
昨晩と同じ 「アルデンテ」 から投げる。その３投目に「ゴンッ」とヒット！思わず「早や！」と叫ぶ。「今晩も爆釣しちゃうんじゃないの～」とテンションが上がる。
しかし、今夜のお魚さん達は手強かった！ショートバイトに誤爆と喰いが昨晩に比べて浅く、掛けてもマッハバラシ！目の前では、ボイルが最高潮！反応はしているがなかなかヒットに持って行けない！風が出てきた！さらに釣りづらくなる！ここでＳ君合流。簡単に状況を説明して釣り再開。しばらくすると、隣から「バラシちった」「ふぉぉ～」とＳ君の悶絶の声が聞こえてくる…
そんな中、ようやく「ゴンッ」と深いバイトがでてヒット！まずますのサイズが出てくれた。
その後も悶絶状況は続き、忘れたころに「ゴンッ」とヒット！
疲れたのか？集中力が切れて釣りが雑になったのか？全くバイトが出せなくなり、プチ移動したＳ君の元に帰り支度をして向かう。「ダメだ～どう？」「バイトはあるんすけどね～」「なにっ？」仕舞った竿をそそくさと出す私…そして！やっぱり何もありませんでした…「ボフッ！」まだボイルしてるよ…もう空が青いよ…魚は出たけど敗北感が…Ｓ君お疲れ様でした～
７Ｈｉｔ／ ３Ｇｅｔ
５月１８日（金）20：30～10：30
明日は早くからお出掛け。早めの出撃！いつもと違う時間帯にちょっとウキウキ！潮周りは中潮、満潮からの下げ潮周り。せっかくなのでいつもと違う江東区の運河ポイントへ。現着すると「どぅ～！」すっげ～人！そっか～健全な人達はこの時間帯に釣りしてるんだね…入りたいポイントに入れず泣く泣く空いているポイントに入る…「雰囲気ないな…」なんて思っていると目の前で「ボンッ」とボイルが出る。が、怪しい、シーバスっぽくない…案の定バイトも出ない…何もないまま１時間ほどすると入りたかったポイントが空いている！てっ言うか皆さんお帰りになってる＝時合終了…確かにボイルは見えませんね…まぁせっかくだから投げてみましょ。
「アルデンテ」をセット。１投目にまさかの「ゴンッ」とヒット！居るじゃ～ん！！すっげ～嬉しいんですけど！
居残りシーバスを見事？にキャッチ！まだ居るか？！と投げるが反応は得られない。沖目に何か雰囲気を感じたので「ワンダー60」をフルキャスト！「ゴンッ」とヒット！
「よっしゃー！」…んっ？なんか軽い…
コノシロ～！！魚が違～う！！
たびたび訪れるこの魚君。バチパターン時の外道です。
心が折れた訳ではないが、これにて納竿としました。
２Ｈｉｔ／２Ｇｅｔ（１外道）
やっぱり今シーズン、下げ時合厳しいなぁ…
5月２２日（火）22：30～24：00
この時期になると「バチ抜けパターン」も終盤の難しい状況。毎年、自身恒例のバースデーフィッシュを昨晩取りこぼししてしまった…何年かぶりに…しかも、誤爆が４発…出せたのに出せなかった悔しさ…
そうですリベンジ！潮周りは小潮の上げ潮。隅田川いつものポイント、あと１時間ほどで満潮を迎えるであろう潮周り。既に流れは緩くまったりしている。ボイルは少なからずあるので魚は居る！昨晩と同じ釣りをしても捕れないので真逆の釣りを試す。目の前のボイルに気を取られず…ひたすらゆっくりとリトリーブする。ルアーは「エリ１０」と「エリ１０ＥＶＯ」ただただゆっくりと巻く。
日付が変わろうかとする頃合い「エリ１０」に、ようやく「ガツッ」とヒット！「来た～！！」リベンジ成功。
時間も時間なので粘らず、この１本に満足して納竿としました。
１Ｈｉｔ／１Ｇｅｔ
明日会社だよ…
５月２６日（土）0：30～４：００
今晩も隅田川のポイントヘ、今年はこのポイントに通い詰めてるなぁ。Ｐ君、開始５分で１本上げたと連絡があったので、今日は久しぶりに良い釣り出来るかな？と、テンション高めでポイントヘ急行！先日もつらい状況だったのに、出撃する時には忘れちゃってる。全く釣り人ってのは凝りませんねぇ～
今晩の潮周りは中潮の上げ潮周り。現着すると「あれ？」明日出張するはずのＳ君の姿が！「あんたも好きね～」状況はＰ君、最初の１本だけ…Ｓ君、開始早々にシーバス１本、淡水系１本。目の前でボイルはあるが、なかなか口を使ってくれないようだ。投げないと始まらないので、とにかく投げる！投げる！投げる！投げる！投げる！「喰わね～！！」ここでＳ君、明日出張のため納竿。お疲れ様でした。
さぁ～居残りのＰ君と私！投げる！投げる！投げる！投げる！「喰わね～！！」Ｐ君たまらず「向こう見てきます。」と橋向こうへと移動。お食事タイムのピークは過ぎたのでボイルは大分減ったが、まだまだ魚は居る。沖目に狙いを変えて「エリ１０」のデッドスロー…
「ゴンッ」とヒット～！！やっときた～！
すぐさまＰ君にヒットした状況を伝える。同じ釣りを試す・・・・・・「喰わね～！！」
結局この１本で納竿となりました。
１Ｈｉｔ／１Ｇｅｔ
Ｐ君、夜遅く？朝早く？までご苦労様でした。ありがとう。
５月２７日（日）0：30～３：３０
昨晩は、消化不良の釣り（いつもか…） 今晩、お魚のご機嫌？はどうでしょうか？今日も中潮の上げ潮周り。現着すると「ボコッ」「バシュ」と、すでにお食事中。まずは昨晩１本出した「エリ１０」のデッドスローを試す。
投げ始めてそう時間を立たずに「ゴンッ」とヒット！まぁ～なんて幸先いいんでしょ！
いつも通りの同じ釣りをしても連発とはいかず目先を変えてルアーを小さめにしてみる。「ヤルキバ」 カラーは「きな粉」。普通にリトリーブしていると「コツッ」とショートバイト！「おっ！反応あるじゃない！」リトリーブを遅めにすると「ゴンッ」と深いバイトでヒット！「うぉ～！！楽しい！」とても元気なお魚さん！すると「フッ」とテンションが抜ける…「バレた～」回収したルアーを見るとフックが２本伸ばされてる…やっちまった。このルアー、フックの線径が細くドラグを緩く設定しないと簡単に伸びちゃう。
ドラグを調整して再度投入。時間を置かずに「ゴンッ」とヒット！ドラグ調整もよろしく、無事キャッチ！
「小さっ！」いいんです。サイズじゃないんです。釣れたという事実が嬉しいんです。ブツブツ…
その後、バラシを連発…目先を変えてやろうと、同じ 「ヤルキバ」 で、カラーを「スカポン」に変えてみる。が、全く反応なし。「カラーでこんなに違うかね。」と今更ながら感心していると…とうとう 「ヤルキバ」 にも反応が出なくなり、ボイルは減っていく一方…
もう一回「エリ１０」のデッドスローに戻すと「ゴツッ！」とヒット！
ごめんなさい。ピンボケです…
このあと「エリ１０」のデッドスローでヒットさせるも、ネットを使わず抜き上げようとして「ボチャン」…気が付けばボイルもほとんど出なくなったので納竿としました。
８Ｈｉｔ／３Ｇｅｔ
昨晩と違い。魚の反応も良く、昨晩が昨晩だったのでとても楽しい夜でした。
以上、バチパターン釣行まとめでした。
長文に最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今年の夏はシーバスだけじゃなくクロダイも狙ってみようかと思っちょります。
また、ご報告しますので次回にご期待ください。
ありがとうございました。